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●講演

　8月20日(火)午後5時半より、大和屋本店において平成25年度夏期経営者セミナーが開催されました。今回は趣向を変えて、赤松愛情協会長ご自身より「私が茶道を始めた理由」と題して講演をいただきました。
　「茶道はもてなしとしつらいの美学」「茶室における究極のフェイスツーフェイスのコミュニケーション」「女性とのコミュニケーション強化」などから茶道を始められたという会長に、茶道の歴史、利休の逸話、茶道の精神などを語っていただき、また、正式な茶会の流れや、茶室の内と外や茶道具についての解説をいただきました。
　その後、茶道裏千家淡交会松山支部合田宗芳先生および社中の方々のご協力で、実際にお菓子と抹茶を頂戴しました。
　茶道の精神として「賓主互換」（主客がお互いの立場になって相手を思いやる）、「互換機鋒看子細」（互換の機鋒を子細に看よ。機鋒は矛先の意。主客のやり取りを鋭く心の眼で見なさい）という言葉があるそうです。これらは禅の言葉であり、茶道と禅とは相通ずるものであることを教わりました。普段の仕事の中で、とりわけコミュニケーションということに関して、茶道の教えが役に立つことと思います。

　1時間半の講演と喫茶の後、ビアパーティ会場に移動して懇親会を開催しました。社中の方々にもご参加をいただき、茶道を通してのものの見方考え方、精神の有りようなどを語り、普段とはひと味違う懇親会となりました。合田宗芳先生および社中の皆様方、誠にありがとうございました。

●交流会